2010年9月26日日曜日

[TGS 2008#016]「日本ゲーム大賞2008」は「Wii Fit






 東京ゲームショウ2008初日の2008年10月9日,会場内特設ステージにおいて,毎年恒例となっている「日本ゲーム大賞」の年間作品部門の発表受賞式が行われた。式のメイン司会を務めたのは,こちらも毎年恒例であるタレントの伊集院光氏だ。



 選考委員長である東京大学名誉教授の養老孟司氏の挨拶が行われたあと,会場では今年から新設された「経済産業大臣賞」の発表が行われた。これまで日本ゲーム大賞はゲームソフトのみを対象としてきたが,今回,その年のゲーム産業の発展に寄与した人物?団体に与えられる賞としてこの「経済産業大臣賞」が新設されたのだ。そして初代受賞者には任天堂の「宮本茂氏」が選ばれ,経済産業副大臣の吉川貴盛氏より賞が手渡された。









経済産業副大臣の吉川貴盛氏(左)と,授与の様子



 次に「グローバル賞」の発表が行われた。こちらは海外において高い評価を得た作品の中から,日本産のゲームが1本,海外産のゲームが1本選ばれる。今年は日本作品部門を任天堂の「はじめてのWii」(Wii)が,海外作品部門をアクティビジョンの「ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック」(PS2/PS3/Xbox360/Wii)がそれぞれ受賞した。








何度もステージに登ったり降りたり大忙しだった宮本氏

 続けて発表されたのは「ベストセールス賞」。こちらは期間中に日本で最も多くの販売本数を記録した作品に贈られる。今年の受賞作品は任天堂の「Wii Fit」(Wii)であった。また,その年に該当作品がある場合のみに贈られる「特別賞」は,アクティビジョン「コール オブ デューティ4 モダン?ウォーフェア」(PS3/Xbox360/DS/PC)が受賞した。



 そしていよいよ式は,年間作品部門の「優秀賞」受賞作品と,その中から選ばれる「大賞」の発表へと移る。「優秀賞」「大賞」を受賞した作品は以下のとおりである。



「優秀賞」

任天堂「Wii Fit」(Wii)

任天堂「スーパーマリオギャラクシー」(Wii)

任天堂「大乱闘スマッシュブラザーズX」(Wii)

カプコン「デビル メイ クライ4」(PS3/Xbox360/PC)

スクウェア?エニックス「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」(DS)

ポケモン「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊?闇の探検隊」(DS)

任天堂「マリオパーティDS」(DS)

カプコン「モンスターハンターポータブル 2nd G」(PSP)

セガ「龍が如く 見参!」(PS3)

レベルファイブ「レイトン教授と悪魔の箱」(DS)

コナミ「ワールドサッカーウイニングイレブン2008」(PS2/PS3/Xbox360)



「大賞」

任天堂「Wii Fit」(Wii)

カプコン「モンスターハンターポータブル 2nd G」(PSP)









左:大賞受賞作の2本 右:優秀作受賞者



 見ておわかりのように,今回の受賞作品の中には任天堂の作品が多く,その多くに直接的に関わっている宮本茂氏は,授賞式中に何度も登壇を繰り返していた。Wii Fitよりいい運動になったに違いない。








和田洋一氏

 授賞式の最後には,社団法人コンピュータエンターテインメント協会会長である和田洋一氏が主催者を代表して挨拶を行った。和田氏はその中で「今回の受賞作品の多くには共通の特長がある。それは“みんなでワイワイ遊ぶことができる”ということだ。多くの人が遊べるゲームによって,ゲームプレイヤーの裾野が広がってきた。今回大賞を受賞した2作品はどちらもユーザーが広がっていく動きを強く牽引した作品である」と述べて,式を締めくくった。



 海外のゲームを扱うことの多いメディアである4Gamer的に興味深いのは「コール オブ デューティ4 モダン?ウォーフェア」の特別賞受賞であろうか。数年前までは「日本では海外ゲームは流行らない。とくにFPSのようなジャンルは日本人には受け入れられないだろう」と言われていたが,ここ最近はその状況も変わってきて,CoD4は海外市場のみならず日本でも成功を収めた。海外産の本格FPSが日本で賞を獲る時代であり,状況は確実に変化してきている。そのことを実感した(任天堂の圧倒的なパワーも実感した)授賞式であった。

引用元:SALE-RMT ゲーム通貨とWebMoney販売 買取 SALE-RMTは安心をあなたに

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